歯医者でホワイトニングしてもらう場合、かなりお金がかかる。
基本的に、1回でホワイトニングが完了することはない。大抵の場合、1回約30分✕5〜6回=約50000円でホワイトニング完了となる。
それでも、歯が真っ白になるということはなく、現在の歯の色から1〜2トーン明るくなる程度。よほど黄ばんだ歯でない限り、目で見てはっきりと分かるほど歯が白くなることはない。
以前、私も歯医者でオフィスホワイトニングを受けてみたが、歯の色はほとんど変わらなかった。
タバコを吸わないので、そもそも歯が白かったというのもあるが、あまりの変わらなさに愕然とした。
「これ…、5万円かけた意味あるか…?」
というのが正直な感想である。
この程度の効果では、いくら歯を白くしたいからと言って、何度も何度も5万円支払う気にはなれない。
そこで、丁度いい代替案として使えそうなのが「CREST(クレスト) ホワイトニングシート」である。
クレストのホワイトニングシートは、歯医者のオフィスホワイトニングと同じような効果があるのに、1パック 20枚セット 約5000円程度で購入できる。
たとえホワイトニングで歯を白くした後に、またコーヒーやタバコで歯が黄色くなっても、この程度の価格であれば、財布を気にせずホワイトニングし続けられる。
ただ、このクレストのホワイトニングシートは日本では購入できない。
なぜなら、日本では認可されていない薬剤が使われているので。それゆえ、クレストのホワイトニングシートは危険だと言われている。
しかし、現実はブログやyoutubeで紹介されているのを見れば分かる通り、クレストのホワイトニングシートを使っている人はたくさんいる。
この辺が混乱するところなんだよね…。危険なの?安全なの?どっちなのよ!っていうね。
もし危険なのにも関わらず使ってしまって、歯がぼろぼろになってしまっては取り返しがつかない。
自分が使うのだから、慎重に調べてから使いたい。
ということで…
- ホワイトニングで歯が白くなる仕組み
- クレストのホワイトニングシートの安全性
- オフィスホワイトニングかクレスト ホワイトニングシートのどちらがおすすめか?
について調べた結果を、本記事にまとめておく。
もくじ
ホワイトニングで歯が白くなる仕組み
ホワイトニングの仕組みはそんなに難しくない。
過酸化水素という薬剤を歯に付着させ、歯の内部にまで浸透した色素(着色汚れ)を化学反応させて漂白することで、歯を白くする。基本的にはそれだけである。
ただ、この「過酸化水素」が日本では劇薬に指定されている(濃度が6%を超えると劇薬認定される)。なので、医療機関でしか扱えない。また、医療機関でさえも10%以上の濃度の過酸化水素は扱えない。
これは日本の薬事法がそうなっているのでどうしようもない。
アメリカの場合、10%以上の過酸化水素も扱える。ゆえに、アメリカで販売されているクレストのホワイトニングシートにも10%以上の過酸化水素が含まれている。
これが、クレストのホワイトニングシートは危険と言われる理由である。
CREST(クレスト)のホワイトニングシートが危険な理由
クレストのホワイトニングシートには、日本では劇薬に指定されている6%以上の過酸化水素が含まれている。これが、クレストのホワイトニングシートが危険と言われる理由の1つ。
もう一つ、日本人と欧米人の歯の違いも、クレストのホワイトニングシートが危険と言われる原因になっている。
欧米人の歯は、エナメル質が分厚いので、高濃度の過酸化水素を使っても歯がしみることは少ない。
一方、日本人はエナメル質が薄い。なので、日本人がホワイトニングで高濃度の過酸化水素を使うと、エナメル質を超えて歯の白さと関係のない部分にまで薬剤が浸透する可能性がある。
以上、「過酸化水素の濃度」と「エナメル質の薄さ」の2つが、クレストのホワイトニングシートが危険といわれる理由である。
要は、エナメル質の薄い歯に高濃度の薬剤を使うと、歯に薬剤が浸透しすぎるから危険ということ。
CREST(クレスト)のホワイトニングシートを安全に使うには?
「日本人のエナメル質の薄い歯に高濃度の薬剤を使うと、歯に薬剤が浸透しすぎるから危険」ということであれば、使用時間を短くすることで危険性を減らせる。
クレストのホワイトニングシートの使用時間は、1回おおよそ30分とされているので、これを約半分の15分程度にすれば、安全な範囲でクレストのホワイトニングシートを使えると思う。
ただ、これは推測でしかない。
この記事を読んでクレストのホワイトニングシートを使ってなにか問題が起こっても、私は全く責任を負えない。
クレストのホワイトニングシートを宣伝しているyoutuberもブロガーも責任は負ってくれない。なので、重々注意してほしい。
そもそも日本で認可されていない商品をわざわざ海外から購入して使う場合、何が起こっても使用者の自己責任になる。
CREST(クレスト)は安全なホワイトニングシートも販売している
ちなみに、実はクレストは知覚過敏用のホワイトニングシートも販売している。
yotuberやブロガーが紹介しているのは、主に「Crest 3D White Professional Effects Whitestrips」という商品だが、クレストの公式サイトを見てみると、知覚過敏用の「Crest 3D Whitestrips Sensitive Teeth Whitening Kit」もある。
この商品はアメリカ歯科協会(ADA/American Dental Association)も認定している商品なので、安全性を気にする人は、「Crest 3D White Professional Effects Whitestrips」ではなく、「Crest 3D Whitestrips Sensitive Teeth Whitening Kit」を使うようにするのも一つの方法かと思う。
知覚過敏の人はオフィスホワイトニングすべき?クレスト ホワイトニングシートを使うべき?
知覚過敏の人は、低濃度の過酸化水素でも歯がしみてしまうので、そもそもホワイトニングできない可能性がある。
もし自分が知覚過敏だと自覚があるのであれば、一度歯医者で相談するほうが良い。
自己判断でクレストのホワイトニングシートを使って、歯がぼろぼろになってしまっては元も子もない。
個人的には、知覚過敏であれば、日本で認可されていないクレストのホワイトニングシートを使う危険を犯さないほうが良いと思う。
たとえホワイトニング効果が低く、施術料が高額であったとしても、安全性を重視して歯医者でホワイトニングしてもらう方が良いと思う。
まとめ
歯医者で受けられるオフィスホワイトニングは、その効果に対して費用が高すぎる。
安全性を考慮したとしても、一般人には安々と支払えないほど高額である。
かといって、クレストのホワイトニングシートは、日本で認可されていない高濃度の薬剤が使用されているので、安全性の面で不安がある。
折衷案として、クレストが販売している知覚過敏用のホワイトニングシートを使ってみることにする。
アメリカ歯科協会(ADA)が認可しているので、安全性に関してはある程度担保されていると考えて良い。
より安全性を考慮するのであれば、クレストの知覚過敏用のホワイトニングシートを、規定使用時間の半分の時間で使えば、さらに安全性は増す。
それでも歯がしみて使えないという場合は、潔く諦めようと思う。
すでにとあるルートで、クレストの知覚過敏用のホワイトニングシートを購入済みなので、自宅に届き次第ためしてみる。
効果の程は、試した後に記事にする予定。